産廃の怖いお話(リスクについて)

「回収してもらっているだけ」は通用しません

不法投棄されたとき、排出事業者に何が起きるか(実例)

「うちは産廃業者に頼んでるから大丈夫です」
これは本当によく聞く言葉です。

ですが、
この認識のままだと、ある日突然“当事者”になります。

なぜなら、
廃棄物の処理及び清掃に関する法律では

産業廃棄物は、排出事業者が最後まで責任を負う

と定められているからです。


実例①:山中の不法投棄で連絡が来たのは「排出事業者」

ある建設会社様のケースです。

解体現場から出た廃材を、いつも依頼している回収業者に委託。
マニフェストも発行して、書類上は問題なし。

ところが数ヶ月後、行政から電話。

「御社の廃棄物が山中に不法投棄されています」

驚いて確認すると、回収業者が処分費を浮かせるために山へ投棄。

そして行政から言われたのは、

「撤去費用は排出事業者負担です」

費用は約180万円。
当然、断れません。


実例②:「委託契約書がある」は通用しなかった

製造業の会社様。
価格が安いという理由で新しい産廃業者に切り替え。

許可証もコピーをもらい、契約書も締結。
「ちゃんとやっている」と思っていました。

しかし後日、その業者が行政処分。

理由は
許可範囲外の廃棄物を受け入れていたこと。

行政の判断はこうでした:

  • 許可内容を確認していない
  • 業者選定が適切とは言えない

結果、排出事業者も行政指導の対象に。


実例③:マニフェストが戻ってきていなかった

「マニフェストは業者に任せている」という会社様。

実は、最終処分のE票が何年も戻ってきていませんでした。

これは法律上、処分完了が確認できていない状態です。

もしこの間に不法投棄があった場合、
責任の所在は排出事業者になります。

担当者様はこう言いました。

「マニフェストって、出せば終わりだと思っていました」

ここ、非常に多い誤解です。


行政が見るのは「ちゃんと選んだかどうか」

行政が確認するポイントはシンプルです。

  • 許可証の内容を見たか
  • 処分場の場所を把握しているか
  • マニフェストを管理しているか
  • 価格だけで業者を選んでいないか

つまり、

排出事業者としての管理責任を果たしていたか

ここが問われます。


価格が安い業者に潜むリスク

相場より安い場合、裏では

  • 処分場に持ち込んでいない
  • 中間処理をしていない
  • 横流ししている

こうしたケースが実際に摘発されています。

安さの理由が「企業努力」なら良いですが、
「処理をしていない」安さは、後から排出事業者に返ってきます。


排出事業者が自社を守るために最低限やるべきこと

  • 許可証の内容確認
  • 処分場の確認
  • マニフェストの最終票確認
  • 回収後の流れを業者に説明してもらう

これができて初めて、

「適正な委託」と言えます。


最後に

産業廃棄物は、出したら終わりではありません。
処分が完了するまでが排出事業者の責任です。

だからこそ、業者選びは価格ではなく
透明性と説明力で選ぶことが、会社を守ることにつながります。

「知らなかった」では済まないのが、産廃の世界です。


私たちの取り組みについて

私たち 有限会社こがねむし は、産業廃棄物の収集運搬業者として、
「運ぶこと」だけが仕事だとは考えていません。

排出事業者様が、知らないうちにリスクを抱えてしまわないように、

  • 許可内容の説明
  • 処分場までの流れの見える化
  • マニフェスト管理の確認
  • 廃棄物の適正な分別アドバイス

こうした点まで丁寧に対応しています。

産業廃棄物は、回収して終わりではありません。
適正に処分されて初めて完了です。

排出事業者様が安心して本業に集中できるよう、
収集運搬業者として、責任ある対応を徹底しています。

産廃処理で少しでも不安な点がありましたら、いつでもご相談ください!